この時期の公称登録者数は約800万人だったので、この分析が正しいとすると、公称数の4割弱が週にI回以上視聴、という計算になり、2007年2月末時点では、約500万人強がアクティブな視聴者ととらえることができます。ただ、2007年3月24日付けの朝日新聞に登場した同社社長の宇野康秀氏は、「実際に視聴に訪れる約600万人」という表現でギャオの現況を説明していますから、約500〜600万人がアクティブ視聴者ということでしょう。しかし「週に1回」では、テレビの視聴形態と比較していま一つ説得力が足りません。これは個人的意見ですが、テレビ的に考えると、せめて「2〜3日に1回」は見てくれないと「良質な視聴者」とは言えないような気もします。そうなると有効な視聴者数はさらに減るわけですから、地上波テレビに倣ったマスメディア型広告モデルがこのまま維持できるのかという懸念もあります。そういった意味で、ギャオにとって広告の売上こそが事業継続の生命線とも言えるのですが、USENの2006年8月期通期の決算では、ギャオの事業が足かせとなって、最終損益は88億8900万円の赤字となりました。この損失には、会計方針の変更による損失計上などが含まれているとはいえ、ギャオが大きく足を引っ張っていることは事実で、良質なコンテンツの提供を標榜しているサービスだけに、番組の調達・制作への先行投資が重くのしかかっているのが現状です。その一方で、収益源である広告売上が伸び悩んでいると説明されています。USENの説明によると、ギャオ事業単独の業績は、売上高が20数億円、営業損益が80億円の赤字とのことです。ただ、先の朝日新聞の記事は「2006年11月にギャオ事業で初の単月黒字を達成」と報じており、宇野氏自身も「2007年9月以降は恒常的に黒字を出せるメドも立ちつつある」とコメントしています。
(参考)
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