婚約を発表することは、ひろく周囲の人たちに知らせて理解を得るのが目的ですから、先輩、友人、お世話になっている人に通知を出すのもよいでしょう。とくに印刷しなくとも親しい人たちへは自筆か複写で出すだけでも十分です。文面はあまり事務的に書くよりも、季節感を盛り、婚約したこと、挙式の予定などをムードある文章で綴り、終わりに今後の二人に対しての協力交援をお願いするようにします。見合いから婚約した場合のあいさつ状の文例。「朝夕はたいへん涼しくなってまいりました。皆様にはごきげんよくおすごしのことと存じあげます。さて、私たちは、○○様ご夫妻のご紹介により交際中のところ、このほど婚約することといたしました。皆様のお力添えのおかげと感謝しております。結婚式は来年平々に予定しております。何かと世間知らずの私たちのことですから今後ともご指導くださいますよう、これを機会にあらためてお願い申しあげます。昭和○○年十月十五日○○」恋愛から婚約した場合のあいさつ状の文例。「沈丁花の花が清らかな香りをただよわせております。皆様にご心配いただきましたが、私たち二人このたび○○様ご夫妻のお世話により婚約いたしました。挙式は十一月の予定でございます。未熟な二人ですから、どうぞよろしくお願い申しあげます。○○年三月二十五日○○」