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チップに混ぜられて紙の原料に

個別の取り組みを、旅館組合としての取り組みにしました。各旅館で割り箸を集め、王子製紙米子工場が回収するしくみができ、当時26軒ほどの旅館(現在は約20軒)すべてが参加したのです。また、「全国おかみサミット」で皆生温泉の割り箸回収の取り組みの話をしたことから、地元の米子温泉ほか、全国各地でも取り組みが始まりました。「新しい活動を始めるに当たって、大変だったのはどういうことですか?」とうかがうと、「いまでこそ、分別は当たり前ですが、当時は、残飯と分けるという意識すらなかったことですね。そんなことをしてもしょうがない、という反応が多くて」と関係者さん。お手本も参考例もまったくなかった状況から、20もの旅館で割り箸を集め、回収して紙の原料にする素晴らしいチームワークの賜物だなあと思います。皆生温泉から回収された割り箸が運び込まれる王子製紙米子工場におじゃましました。カレンダーやチラシの紙など、高級塗工紙を月に5万t生産しており、原料として木材チップを月に8万t使っています。回収された割り箸は、このチップに混ぜられて紙の原料になります。日本で初めて、「使用済みの割り箸を紙の原料にする」取り組みが始まったのは、ここでした。