ヤフーの場合でも当初は業界内唯一であった検索エンジンーディレクトリーサービスの分野に他社が多数参入しており、今やユーザーにとってはどの検索エンジンを使っても同様のサービスが受けられるようになっていますIブランドカの維持のためには他ブランドに対する明確な差別性を訴求し続けるべく、常にものすごいスピードで自社の事業モデルを進化させ続けなければならないということになりますが、これはいわばeブランドに課せられた宿命のようなものです。一部に見られるような、規制や情報の非対称性に守られてきたリアルワールドでの事業展開とは異なり、常に実質価値で勝負し続けなければならないという意味では大変厳しい競争環境下にあるといえます。確かに、他社では得られない全く独自の商品・サービスを絶えず提供し続ける体制を企業が単独で構築するのは極めて困難です。そこで、ヤフーをはじめとして多くのeブランド企業は果敢に買収・提携を行うことによって他社と協同で差別性の追求を行う道を選択しています。先に述べたナンバーワンーブランドを目指す規模の拡大の一環としての買収・提携とは戦略的意味合いが多少異なりますが、やはりスピード確保を重視した買収・提携という選択肢は必須のもののようです。